構造化データとは何か?
人間は「〒510-0000 三重県四日市市…」という文字列を見れば住所だと分かります。 しかし機械にとっては、それがただの文字列なのか、営業所の所在地なのかを判別する手がかりがありません。 構造化データは、その曖昧さを消すための注釈です。
なぜ今、SEOより先にLLMOなのか?
ここは正直に書きます。断定できるほうのデータは、まだ業界全体で足りていません。 ただ、当社の実測では以下の変化がありました。
| 指標 | 実装前(1〜3月) | 実装後(4〜6月) |
|---|---|---|
| AI検索での言及回数 ※月1回の手動計測 | 0件 | 11件 |
| Google 検索表示回数 | 1,240 | 1,890 |
| 問い合わせ数 | 3件 | 5件 |
問い合わせ数の差は誤差の範囲です。ただ、表示回数の伸びは構造化データ以外に心当たりがありません。
中小企業が入れるべき3つのスキーマ
1. Organization / LocalBusiness
サイト全体に1つ。会社名、所在地、電話番号、営業時間、SNSのURL。商圏が地域なら LocalBusiness を使います。
2. Article
ブログ記事1本ごとに1つ。著者、公開日、更新日を必ず入れます。更新日はAIが鮮度判定に使うため、記事を直したら必ず更新してください。
3. FAQPage
これが一番効きます。AIは質問と回答のペアを、そのまま引用の単位として扱うためです。
【配布】JSON-LD 生成ツール
フォームに入力すると、そのまま <head> に貼れるコードが出ます。データは送信されません。
実装後、正しく読まれているか確認するには?
- GoogleのリッチリザルトテストにURLを入れる
- Search Consoleの「拡張」メニューにスキーマ名が現れるまで待つ(数日〜2週間)
- ChatGPT / Claude / Geminiに「四日市 ホームページ制作」と聞いて、自社が出るか毎月記録する
3が一番泥臭いですが、現状これ以外にLLMOを測る手段がありません。
よくある失敗パターン
- JSON-LDをページに表示されていない内容で埋める(ガイドライン違反)
- FAQPageのテキストをHTMLのFAQと別の内容にする
- dateModifiedを更新し忘れて鮮度が低く見える
- organizationのURLをトップページ以外にする
まとめ
構造化データは、順位を直接上げる魔法ではありません。 ただ「AIがあなたの会社を説明できる状態」を作る作業です。説明できないものは、推薦もされません。
SUMMARY
構造化データはAIにサイト内容を正確に伝えるメタ情報。中小企業はOrganization、Article、FAQPageの3つを実装すれば十分で、作業は半日で終わる。FAQは画面表示との一致が必須。効果測定はAIに直接質問して記録する方法が現実的。